お客様はヒモ靴か?見た目からこう判断できる。接客のコツ!
元セールスマン&元ショップ店員&現デザイナーのちはるです。
このブログは読書のネタバレだけではありません。
私は自分でつくったものを使い手に届けられる作り手になるべく、6〜7年間セールス業で売り方を身につけてきました。
セールス・販売時代に大量のネタをノートに記録していて、そのノウハウも遠慮なくお伝えするブログにしていきます!
お客様の革靴はヒモ付きタイプか?足もとからわかる心理傾向。
はじめに、あなたは革靴を買ったことがありますか?
ちなみに、その革靴はヒモ付きタイプでしたか?
男性用の革靴だとヒモ付きが多いですよね。これだけでも私の接客の仕方は大きく変わりました。
じつはお客様の足もとから心理傾向が分かるんです。
独断と偏見も含みつつ、ヒモの有無を分けて特徴を書いてみます。
【ヒモ靴を選ぶ人の特徴】
- 理屈型
- 警戒心が強く慎重
- 仕事は計画性
- きっちりした生真面目
【ヒモナシ靴を選ぶ人の特徴】
- 直感型
- せっかち短気
- 仕事はスピード
- フットワークが軽い
100%当てはまるってわけじゃありません。ただ、私の接客時はこの特徴を意識した接客で信頼いただけましたよ。
ちなみに私の仕事用の靴はヒモタイプです。
ヒモ靴を履くときって「ヒモを結ぶ」というひと手間が必要です。
さぁ仕事に出かけようって直前にその手間をかけれれる余裕って、時間に遅れないように計画性を持って行動できる人じゃないと面倒だと思います。
せっかちな人だったら「しゃらくさい!」ってなるので、そもそもヒモを結ばなくて済む靴を選びますよね。
プライベートでもヒモ靴を履く人は「足もとを結ぶ・縛る」という自己を引き締めるような行為から分かるように、どんなときでもキッチリしていたいっていう心理があるようです。
革靴で判断。ヒモの有無でここに注意!
ここで革靴で判断した接客ノウハウを書いておきます。
ビジネスマンの新規お客様が店内に入って「初めてでよく分からないけどサービスを受けたい」とお声がけいただいた際の対応例です。
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【相手の革靴がヒモタイプだったら】
お店のサービス内容について順序よく(しつこいくらい丁寧に)説明し、他のお客様の購入例などもお伝えしました。
【ヒモナシ靴のお客様だったら】
クレーム回避するための要点とできる限り簡潔な説明をしました。
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説明量が前者10だとしたら後者は思いきって3割くらいに略しましたね。
靴だけでそんな差別するなよ・・って思うかもですが、もう見るからに慎重そう!あるいは、せっかち!って感じのお客様が多かったです。
ヒモ靴のお客様は新しいサービスに対して慎重になっています。
丁寧すぎるくらい説明すると「親切だな」と好感をもたれる印象がありました。再来店のときも丁寧な対応を重ねることで「この店はいつも丁寧だから安心」と警戒心をといて信頼につながったのか、リピーターになってくださいました。
逆にヒモナシ靴のお客様へ丁寧すぎる対応をすると、「時間がかかって面倒な店だな」と受け取られかねません。
要点だけしぼって簡略化しても、雑だと受け取られたことはありません。むしろ「忙しい自分に合わせて気遣ってくれている」と感じるようですね。
スピード重視の対応をするとかえって信頼につながって「またよろしく!」と告げてさっそうと立ち去られるケースが多かったです。
言葉どおり、再来店してくださいましたよ。
説明を省くことでクレームになるのでは?と心配性なショップ店員さんもいると思います。
そんなときは「すみません・・お忙しそうな印象を受けましたので必要な部分以外、こ難しい説明は割愛させていただきました」とお伝えすれば、よほどのトラブルでない限りなんとかなると思いますw
オシャレは足もとから。
「足もとを見る」ってちょっとネガティブなワードがありますね。でも、これってベテランの販売員になるほど自然とやっています。
ブランドショップに行ってみると「いらっしゃいませ〜」の言葉とともに「あ、靴見たな!」って気づきます。ちょっと気分よくないですが、購買能力や身分を判断しているんだなって思います。
目線が下がるから目立たない場所。
だからこそ、靴にお金をかけたり磨かれた靴を履いて手間をかけることは本人の内面が反映されると思うんです。
とくに女性の場合は先端にはあらわれやすいです。
好きな人ができたり恋人がほしくなったら髪を巻いてみたり、化粧のリップの色を変えたり、ネイルしてみたり、いつもペタンコ靴だったところを頑張って5〜9cmくらいのヒールを履いてみたり。
とにかく先端に出ますw
かくいう私も「恋愛したいっ!」ってスイッチが入ったら、革靴から7cmのヒールをトライしてみたりw
女性らしい動きになってヒールの高さ別の研究データがあるそうで、ヒールが高くなるほど男性に声をかけられやすくなる結果とのこと。そんなアホみたいな情報を面白がって試したわけです。
結果、なんとヒールを履いたその日に男性にアプローチされました!
酔っ払いの既婚者でしたがwチッ(不快だったので丁重にお断りしました)
でも、いつもはビジネスモード全開の私がヒールを履いたときは女子を楽しんでるって感じでした。靴だけでこんなにテンション上がるんだなって!
グリーンカラーの9cmヒールがカワイくて憧れるので、再入荷したらGETして街中にくり出したいと思います♪(既婚者の声かけは無用でw)
・・・話がどーでもいい方向に脱線しました。
何が言いたいかというと、今の内面と違っても「こう見られたい!」という思考も見た目にはあらわれているってことです。
お客様じゃなくても、相手の足もとを見て「革靴はヒモ付きタイプか?」っていうのを気にしてみると明日からの仕事が面白くなるかもしれませんw
けっきょく、人は見た目。
実店舗で販売をしたことがある人も、そうでない人も、初対面の相手がどんな性格なのかはある程度の洞察力がないと見抜けないものです。
私は仕事をとおして数万人と関わる機会があったので、なんとなく傾向を分類してしまうクセがついてしましました。
1ついえるのは、「人の見た目から得られる情報にはたくさんのヒントがある」ということです。
あなたの服装や髪型、身につけているものすべてに、あなたの思考が反映されています。
仕事ができないサラリーマンでも、仕事ができそうな人の見た目をまねる。髪をセットしてピタッとしたスーツに身を包んで、ちょっと質の高いバッグと時計と革靴を身につける。
すると、「なんか仕事できそうな人だな」という印象だけで仕事の契約がうまく転がったりします。成功体験がつみ重なっていって、結果的には「こう見られたい!」という自分に内面も近づいていくんですね。
だからこそ、人は見た目で思考が判断できると思っています。
もちろん「人は見かけによらない」というのもまた事実。
下町の商店街をジャージとサンダルで歩いているオジサンが、じつは裕福な地主だったこともあります。家計は火の車なのにブランドで着飾って自慢するのが好きなオバサンもいました。
でも、そんな人たちからも見た目と事実のギャップからわかることがありますよね。
裕福なのに外見にこだわらないってことは、お金をかけるところが衣食住の衣以外なのかなと予想できたり。経済的困窮にあっても自慢がやめられないのは強い劣等感を抱えている性格だと予想できるとか。
接客するときはそんな観察をしながら分析して答え合わせをしてました。
人間観察って面白いですね。
履いたその日に声をかけられた女子力UPヒール。 |