セールスの成功原則と幸せな金持ちになる方法「ユダヤ人大富豪の教え」②

前回につづく後半を3分で解説していきたいと思います。今回はこちら。

ユダヤ人大富豪の教え」本田健

私のモチベーションを上げた本。2003年に発行され、今も売れ続けている本です。前回のブログで書いているときに気になって、しおりを挟んでしまったページですw

ショップ店員式!商品が売れる3つの要素「戦略・実行・情熱」

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セールスの成功原則と幸せな金持ちになる方法「ユダヤ人大富豪の教え」②でもふれた、ゲラー氏の試験に合格した主人公がもつ「実業家として成功する3つの要素」。これは実業家にならなくても、社会を生きぬくために必要な考え方だと思います。

仕事で成功したいなら絶対にいる3つ要素は、これ。

  1. 何かをやろうと決めたら、その目標に向かって、戦略を立てること。
  2. それを実行すること。
  3. それがうまくいくかどうかについて悩んで時間を潰さずに、それをやり遂げる情熱。

まず動け!ということ。

PDCAのサイクルでいうと、Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Action(改善)という見慣れた順序が大事だっていうことが仕事ではよくいわれています。

でも、実際の現場で思ったのは、Do(実行)が1番大事だっていうこと!これができなきゃ始まらない。

商品陳列を担当するショップ店員に話を置きかえて見ましょう。

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私がショップ店員だったとき、とある商品を見ているお客様の動きを観察していました。そこは1ヶ月以上、商品が動かない一画。立ち止まって商品に手を伸ばそうとされて止める。そんな動きに気づいて「あ、商品を手に取りにくそうだな」と。ちょっと顔を近づけて目を細めてから去っていきました。その動きで「目を細めているのは商品の説明が見づらいのかな」と気になるわけです。

しばらく売れていないけど、お客様が魅力を感じる要素がこの商品にもあるはずだ。と考え、即実行!

手に取りやすいように奥の商品に段差をつけ、前方の商品とかぶらないようにディスプレイを手直し。姿勢を変えなくても読みやすい商品説明ポップ(POP)を貼りつけると、それ以降のお客様のお買い上げにつながりました。

1ヶ月以上、動かなかった商品が動いたのです!

この実例から分かるように、現場で有効なのはPDCAよりもDCAPでした。

Do(実行)→Check(検証)→Action(改善)→Plan(計画)
※しかもコミットメントのスピードを上げるなら、DCAは同時に進めるとよりGOOD!

売り場を手直ししながら想像力を働かせて「この商品を並べかえるとしたらさっきのお客様はどう動くかな」と頭の中でCheck( 検証)をしてAction(改善)を加えていくんです。

上の3つの要素に当てはめれば、

・戦略(というよりか戦術)は「手に取ってもらえなかった商品をどうやって手に取らせるか考える」

・実行は「取りにくいんじゃないかな、という予測や直感にそって考えた戦略を行動にうつす」

・情熱は「考えて行動にうつすなら上手くいかせたい!」

売り場づくりって予想どおり上手くいくとかなり楽しいんです。いつもアタマをフル回転させていてじっとしてられないパッションあふれる店員でしたw

幸せな金持ちがもつ自由への近道。まずは自分が好きなことを知れ!

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ユダヤ人大富豪の教え」には、“幸せな金持ち”になって物心ともに豊かになるには「自分が楽しい、好きだと思うことをしろということ何度も書かれています。

自分が好きなことって何?

社会に出て他人の犠牲になる不自由な生き方になれてしまった悲しい大人には、こんな簡単な質問に答えられない人が多い気がします。20代前半の私もそうでした。

そのヒントがこの本にありました。

『自分が好きなこと』は、もっと静かで、落ち着いたものなんだよ。周りの人間が評価してくれなくても、それをやるだけで楽しくてしょうがない、時間を忘れてしまう、そんなことだ。

この本をはじめて読んだ当時、「私の本当に好きなことってなんだろう?」と真剣に考えました。今思えば掘り下げないと分からなかったなんて信じられません。

「好きなことと、得意なことは違う」ということもいっています。この考え方は私にとっても価値がありました。勉強は得意だけど、それは点数が高いと周り評価してもらえるという、承認欲求が満たされるのが楽しかっただけ。

子供のころをふり返ってみると国英数理社よりも、図工と美術の授業での姿勢が圧倒的に違っていたことを思い出しました。授業中も授業が終わっても教師の指示を完全ムシ!

校内でトップクラスの優等生だった私が、問題児になる時間帯。

ひたすら無言で周りの声が聞こえたり、聞こえたとしても後回しにしてしまう熱中ぐあい。あれが私の『自分が好きなこと』だと直感しました。それに気づいて半年もせずに、その時やっていた「得意なこと」だった士業をやめて新しい道に進んでいます。

まずは自分が好きなことを知ることが、幸せな金持ちがもつ自由への近道になるのかなと思います。

好きなことを知ったら、次にやること

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好きなことを知ったら、次にやることのヒントも書かれています。

好きな分野が分かったら、今度はその分野で成功している人を探す

たとえば自分の才能がセールスだったとしたらセールスの名人がいればコツを聞けばいい。その人の書籍を読んだりSNSをチェックしたり、直接質問して成功のコツを教えてもらったり。成功している人ほど秘密にしないんですよね。快く教えてくれるんです。

私は営業マンのとき、社内で1番売り上げている数億円プレーヤーの上司へ質問したり観察してはヒントを得ていました。大量にメモを書く人だったので、ゴミ箱もすぐにいっぱいになっていて。はしたないかもしれませんが、人知れず捨てる前にメモ用紙をチェックして勉強させてもらっていました。

その分野で成功に必要なことはすべて学ぶ

その分野の80%以上を学んでも平均的成功。最後のつめのほんの数%が普通と大成功の差を生むからこそ徹底的に学べ、とあります。私は広く浅くなってしまって、ここが弱いんですよね。それぞれ得たスキルを給料以外でも換金できるようになってはじめて意味があるんだとつくづく思います。

小さくスタート、短期間で大きくしない

よほどビジネスセンスに優れている人でなければ、やり直しがきく範囲で小さくスタートした方がいいとあります。一気に稼ごうと急拡大すると大きなひずみができます。“捌き切れない注文は断るくらいでちょうどよく、ためを効かせた方がブームも長続きするもの”と。

自分がいなくても、もうかるシステムをつくる

一度もうかる仕組みを作ったら誰が管理してもうまくいくようにできれば、不労所得です。「社長がいてくれなきゃダメ」と言われて喜んでいるとそれ以上ビジネスは拡大むずかしい。

自営業の経営者でそんな人を見かけます。その人は年収1000万年以上稼いでいるのに自分がいないと実務がまわらず、忙しくて恋愛もバカンスもできずに体にムチ打って働いていました。「今日は社長がいなくても対応できますから休んで大丈夫です」っていっても、「いや、自分が職場にいないと何かあったときに他のスタッフが不安だろうから」っていうのが口ぐせでしたね。従業員を信用していないのか、自分がいなくて不安にさせると辞められて困ると心配してるのか。あの人あれで幸せなのかな?

こんな自由人はイヤだ!と思いました。

ちなみに、この本では自由人と不自由人の区別のくくりが意外と秀逸です。

不自由人 自由人
会社員・公務員 流行店のオーナー
大企業の社長・役員 印税の入る作家、画家、アーティスト
自営業者 特許、ライセンスなどもつ人
中小企業の経営者 マルチレベルマーケティングで成功した人
自由業(医者・弁護士・会計士) 不動産収入を得る地主
普通のスポーツ選手、アーティスト 有名なスポーツ選手、アーティスト
無職の人 株、債権、貯金の配当を得る人

こうやって比べながらイメージしてみると、企業の経営者ってたしかに不自由かもしれません。取引先と従業員との板ばさみ。経営者はいかに経費を安く済ませるか考える。従業員はいかに働きを最小限にして給料を多くもらうか考えてますから。

大企業も中小企業も・・経営者は社畜みたいなものかも。

雇われ経営者をすえてオーナーになっちゃった方が自由ってことですね。

私は印税の入る作家、アーティストが理想!

あとがき

ブログを書いて一週間が経ちましたが・・過去に気づきをえた本を一回にまとめるって、ちょっとムリがあるって分かりましたwまだまだ書き足りないです。

日を改めて続編にするとか、ちょっと工夫を考えてみます。

次回は私のハマった小説。を書きたいと思います!

ブログを書いている人