ブラックじゃないけど、限りなくグレーな職場の6つの特徴。

はじめにカミングアウトしておくと

デザイナー1年生にして世紀の転職大失敗をした。

その前にも勤めた先は超ブラックな広告代理店だった。

代理店がブラック企業なら今回はグレー事務所だ。

朝起きると

あんな職場行きたくない!

という超だるい気分を体感。

社会人になって初めて職場を仮病(じっさい体調不良)で休み続けた私が

独断と偏見も含みつつ今、転職を考えている人に向けて

同じ失敗を犯さないように記事にしたためる。

 

1.求人の仕事内容が「あれもこれも経験できます」的なフワッと感

求人の仕事内容が「あれもこれも経験できます」的なフワッと感

仕事内容は要チェック!

 

たとえば、あなたがデザイナーだとする。

デザイナー求人のタイトル面に「◯◯デザイナー」とある募集をみるはずだ。

だが、仕事詳細をチェックしてみると、

募集している職種がデザイナーであるにも関わらず

「接客や経理や営業」

「印刷物作成やWEBだけでなく記事作成やSEO対策」

「などあなたの経験に合わせて働けます!」

みたいな

あれもこれもできて経験できます的なフワッとした感じが出ていたら要注意。

フタを開けてみたらクリエイティブな仕事はできずに

やりたくもない雑務に忙殺される仕事が待っている。

 

特に、デザイナー募集枠で「経理」を募集していたら要注意!!

現状、経理がいないということだ。

職場の金銭をあつかう重要な仕事であるはずだから

経理ならば別枠で募集すべき人材である。

 

それにも関わらず、

「ついでに募集しちゃえ!」

みたいな職場は金銭管理の意識が甘い。

 

経理経験もないスタッフが経理を兼務させられている恐れもある。

つまり、給料支払いに不備が多い可能性が高い。

社会保険が完備されていないどころか

雇用保険などズサンな恐れもある。

 

2.面接場所が職場とは違う喫茶店など

面接場所が職場とは違う喫茶店など

面接場所が、なんで外?疑問に思って!

 

例えば、あなたが求人募集に応募をしたら

先方から「会ってみたい」 と反応があったとする。

ポートフォリオや書類選考がなかなか通らない中

やっと通った時にはそれだけでも嬉しいはずだ。

 

だが、待ち合わせ場所が職場近くの外だったりすることがある。

あなたが「おや?」と疑問に思う前に

「職場が分かりにくい場所だから別の場所で待ち合わせしてご案内します」

的な先方からの説明に納得してしまう。

 

さらに面接場所が喫茶店や別の場所だったりする。

「この近くに職場があるんですよ」

と先方が説明するが、ここに落とし穴がある。

 

派遣会社であれば派遣先へ行く前の打ち合わせであるから理解できる。

だが、一般企業や個人経営の事務所などなら

面接は社内で済ませた方が面接する側も手短に済むからメリットも大きい。

あなた自身も働く環境と自身がマッチするか判断しやすいだろう。

 

それにも関わらず、完全に自社から離れた場所にある

社外で面接することのメリットを考えてみてほしい。

面接する側にとって職場にあなたを入れるとマズイことがあるのだ。

なんらかの後ろめたさがあると心得た方がいい。

 

通常、経営者であれば自分の会社や事務所を構えたら

誇らしいし自慢したいものである。

仲間に加わるかもしれない人材であれば働きたいと思うかどうか

自分の職場環境をみてジャッジしてほしいと考える。

 

職場環境を外部の人間に見せて

情報が漏れるのを心配しているなら救いがあるが

 働く意欲が萎えるくらいの忙しい雰囲気や

パワハラの怒号が飛びかっていて見せらたものじゃないのかもしれない。

 

もしかしたら面接する場所もないほど狭い環境なのかもしれない。

あるいは従業員たちの服装がチャラすぎたり下品だったり

容姿がカタギじゃないな・・というような

問題の多い職場かもしれない。

 

 

3.面接担当者が面接慣れしていない

面接担当者が面接慣れしていない

面接官の質問内容が薄すぎてない?

 

面接担当者というのは、会社の顔である。

人材登用というのは会社の利益に直結するから

人を見極める能力がある人間が面接官(人事担当)である必要がある。

 

今のご時世、どこも人手不足で求人しても人が集まりにくい。

だから面接官も求職者から試されているといっていい。

 

将来性のあるあなたを面接してくれる担当者は

もし採用されたら今後一緒に働いていく相手になる。

その相手が愛想もなくコミュニケーション力がとぼしい人だったらどうだろう。

選考辞退したくなる人もいるはずだ。

企業側からしたら大金を逃すようなものである。

 

さらに、面接中に用意されていた質問内容にも注意を向けてほしい。

答えるのに必死かもしれないが、

技術職のようなWEBデザイナーの求人であれば

ワードプレスを知っているか?」

HTML5は知っているか?」

のようなYESかNOで答えられるような質問しかしてこないなら要注意。

 

あなたのスキルを買いかぶられて

入社当初から無理難題を投げてくるかもしれない。

あるいはスキルを安く見積もられる可能性もある。

 

質問をしてくる面接官と、口にする言葉に注目して

具体的な内容にまで落とし込んだ質問を用意しているかどうか

あなた自身が冷静に見極めてほしい。

 

4.雇用契約書など書類がほとんどなく口約束

雇用契約書など書類がほとんどなく口約束

雇用関係はお金の関係。口だけじゃなくて書面もね。

 

普通であれば採用に至ったあとに、雇用契約など書類のやりとりが行われる。

だがその書類の作りに注目してほしい。

簡単な書類の方があなたも分かりやすいかもしれないが

給与の部分が手書きの雇用契約書だったりする場合は要注意。

 

まともな管理者であれば

改ざんされる恐れを考えて数字もPC上で作成するのが普通である。

 

それにも関わらず、

その場でボールペンで月収や時給の記入をする企業や事務所は

やはり金銭や個人情報の管理がズサンである可能性が高い。

 

さらに契約書以外で会社の規定など

用紙すらなく上司の頭の中にある内容を口で説明して済ませる場合

雇用契約のトラブルになったときに

お互いに証明するものがないから収束がつかなくなる恐れがある。

まともな職場であれば、そうなった状態も見越して

書類を用意しておくものである。

 

口約束だと、いいようにコキ使われて不満があっても

雇用側は嘘をでっち上げたり、言った言わないの話になって

あなたが不利な立場にされる恐れもある。

 

5.経営者が中卒で企業勤めの経験がほぼない

 

経営者が中卒で企業勤めの経験がほぼない

組織でのふるまい方は、大人になっても現れる。

 

ちょっと偏見があるかもしれないし全員に共通するとは考えていない

というのを前置きしておく。

経営側にいる中卒の大人を数名みてきて思うことである。

 

 

中学校というのは思春期まっただ中で勉強か異性に走る時期だ。

また小学校から中学校へ上がると制服になるケースが多い。

同じ服をきて集団生活の中で組織のあり方など

周りと自分のポジションを強く意識する時期でもある。

 

高校や大学に進学すれば、違った組織のあり方を知って柔軟になっていくが

中学で終わってしまった人は

組織内での立ちふるまい方が大人になっても変わらない。

 

中学時代のクラスが荒れていたりイジメが横行していたり

ルールを破ってなんぼの環境だったりすると

その組織での立ちふるまい方が残っていたりする。

 

そういう人間は客観的に観察してきて

職場という集団の中で劣等生を作りたがる傾向がある。

中学校の荒れたクラスでは自分が不利な立場にならないよう

優位に立つためにマイノリティ探しがはやることがある。

「自分はあいつに比べればぜんぜんマシ」

という安心感を得ようと劣等生を作りをする。

 

人には長所と短所がある。

コミュニケーション能力が低かったり

ケアレスミスしやすかったり、スピードが遅かったり、さまざまだ。

私が出遭った中卒上司に全員共通するのは

一人の従業員の短所が職場のネックになったとき

改善策を考えるどころか徹底的にその個人を誹謗中傷(ディ)する。

フォローし合おう、という生産的な発想に至らない。

 

経営者自体がディスり始めると

従業員の心境は「自分も同じ目に遭いたくない」となるため

同じようにディスってマネする。

ディスられた人は劣等生のレッテルを払拭できなければ

意固地になったり、よけいにプレッシャーになってミスが増えたり

最終的には逃げるように職場を去っていく。

 

そして職場に一度ディスる文化ができてしまうと

今度は次の劣等生探しが始まる。

こうして悪循環が続いていくのだ。

 

もとは仕事ができる有能な人だったのに

劣等生としてあつかわれ自信を失ってしまった人を複数知っている。

 

もしあなたが同じ目に遭って転職を考えてこの記事を読んでいるなら

そんなカス企業やクズ事務所の他にも

あなたらしく働ける最適な環境があると信じてほしい。

 

そして、経営者自身が学歴コンプレックスで

社会的な劣等感を抱えている可能性が高く

少しでも優越感を味わいたいという気持ちを哀れんであげよう。

 

6.経営者が従業員に飯をごちそうしたがる

経営者が従業員に飯をごちそうしたがる

お金以外につなぎとめられる魅力がある職場かどうか。

 

経営者が従業員と食事に行きたがる理由は

経費として計上できるからである。

 

自分ひとりの食事は経費として認められないが

仕事上のつきあいでかかった食事代であれば

経費としていいため、そのぶん節税になる。

税金払うより美味しい思いと部下に見栄を張れた方がいいという頭だ。

 

だが、しょっちゅう従業員にごちそうしたがる経営者は

従業員を囲い込みたいという狙いもあるということを知っておいた方がいい。

 

職場と仕事に魅力がなくて従業員を繋ぎ止めておける自身がないから

お金で釣っておこうという考え方をしている哀れな経営者が少なからずいる。

 

こういう経営者は、仕事ができる雰囲気の従業員や

お金やビジネスに詳しい雰囲気を出している人間に弱い。

逆にそれらがない従業員やクライアントには冷たく

あっさり見限って切り捨てたりする。

 

投機の意識も人材育成の才能も、まるでないということだ。

 

事業拡大をしようとしても人が育たないし

長くいつかないから、いつも人事で苦労している。

 

さいごに

以上がブラックじゃないけど、限りなくグレーな職場だと思う特徴である。

長い職業人生、雇われて働くならば環境選びは大切だ。

職場を選んで後悔しないためにも自分の失敗を参考にしてほしい。

 

皆の転職が成功することを祈る。

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