“わたし”の価値を高めればお金がついてくる時代が来てる。「お金2.0」②

前回に引き続き初めて買った電子書籍の本の感想とネタバレを5分で解説していきたいと思います。

お金2.0佐藤航陽著

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 [ 佐藤航陽 ]

不景気だから世の中お金が足りない?→いいえ余りまくってる!

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私が生まれてからというもの、

平成時代が終わるまで日本の経済はずっとデフレ。

上がったのは消費税だけ、給料が上がらない。

物の値段を下げなきゃ売れない。みんなお金を使わない。

だから不景気。

 

そんな話はよく耳にしてきました。

私はこの本を読むまで、

世の中にはお金が足りないって印象を漠然ともっていたのです。

まったくの誤解だったと気づきました。

 

私たちが日頃意識している経済の総額は、

この世に存在するお金のたった1割くらい。

対して、投資家や金融業界の人たち富裕層が回している経済が

世の中の9割のお金を生んでいます。

 

石油の国とか、バフェットのような大物投資家

マイクロソフトを作ったビルゲイツのような企業人が

何兆円という資産をもっている・・

個人が兆の資産を保有するとか、想像できない。

 

世の中の経済を回しているのは、この世界の約10%の富裕層。

しかも富裕層が生み出した経済は今も拡大を続けているらしいのです。

中国やインドの経済発展も影響していそうですね。

 なんて景気のいい話!

 

ところが、資産運用など金融業界の商品は複雑化し

利回りの良い金融商品などがなくなってしまい

お金はあっても使う対象がないという状態。

“投資先の方が枯渇している状況”であるそうです。

なんて贅沢な悩み・・

リッチな人はお金をどこに使おうか常にリサーチしてるんでしょうね。

大金を回すには「仕組み化」が必要

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ビジネスで数千万円〜億単位をポンと動かせる人って

「仕組み化」することが上手です。

しかも面倒くさがりな人が多い印象があります。

面倒だから、仕組み化して楽したい!

というのが原動力になって知恵を働かせるのでしょう。

 

組織など典型的な「仕組み化」だなって思います。

人を雇用するというのも、人を使ったビジネスの仕組み化です。

経営者が自分じゃなくてもできることを他人に任せて

お金を稼ぐっていう仕組み。

著者が上げる“自動的に発展していく経済システム”には5つ共通点があるといいます。

仕組み化するとき抑えた5つのポイント!

  1. インセンティブ:報酬が明確!
  2. リアルタイム:常に状況が変化
  3. 不確実性:実力だけじゃなく運の要素もある
  4. ヒエラルキー:秩序やモノサシが見える化
  5. コミュニケーション:参加者同士が交流しやすい

今も成長を続けている世の中のビジネス、

たとえばスマホアプリやネットサービスをイメージすると

モンハンゲームとか、ツイッターYouTubeも。

上の5つのポイントを抑えてます。

インセンティブでいう報酬っていうのは3つの欲望

『モテたい!もうけたい!認められたい!』

を満たせるものが特に効果的。

(人間ってしょうもなー)

この欲望が人類と経済を進化させてきたんですね。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 [ 佐藤航陽 ]

お金より個人の価値がものをいう時代到来

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今は当たり前のポイントカード。

Amazon楽天、Tポイント、WAONカード・・

普段意識しませんけど

そのポイントカードが作っている大きな経済圏、市場があります。

そんな大きな市場ではなくても、

未来では個人が気軽に自分の市場を作り

自分のポイントを発行できる時代になると著者はいいます。

 読んでて「・・・そんなの成り立つのか?」となりましたが。

 

たとえば、AさんがSNSで気軽に投稿した動画やつぶやきで

数千人から数万人のファンがついたら可能です。

毎回Aの投稿にナイスな返信をしたらポイント贈呈したり

ポイントに付加価値をつけて購入できるようにしたり。

「今度の土日にAと合コンできる機会を10000ポイントでGET!」

ってな感じで希少性や限定感を出せば

お金を払ってもポイントが欲しい!

というように個人の小さな市場を利用するようになる・・

AKBなどが流行ったこともあって、リアルに想像できますね。

 

 

また、最近クラウドファンディングという

投資活動も盛んになっている印象があります。

一般の人も新しいプロジェクトを実現するために

不特定多数の人たちに向けて

「夢を実現したいから、共感してくれる人は資金をください!」

ってWebサービスを使って声を大にして協力を呼びかけます。

共感したり有意義にお金を使いたい人たちが

気軽に募金したりするサービスです。

発起人は、企業だけではなくて個人や少人数のチームも多い。

いち個人に価値を見出す時代だと感じます。

 
私自身、夢をもつことをネガティブにとらえている大人たちを見て育ちました。
親も「好きなことをして生きてるヤツなんて一握りだ」と
私の夢をあきらめさせようと必死でした。
 
でも、これからは好きなことをしやすい時代になるんだと感じています。
夢をもって好きなことを極めた人間は魅力的だから。
好きなことをして夢をもって周囲を巻き込む力(行動力と発信力)があれば
資金も集まりやすい可能性があります。
 
この本を読んで強いメッセージを感じたのは
「個人の価値を高めればお金は付いてくる」ってこと。
早いうちからここに気づくと後々の人生がまったく違ってきそう!
自分の「価値」を上げるために働くことが
大きな経済を生み出すことにつながるのだと感じました。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 [ 佐藤航陽 ]

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